このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

概要・活動内容

担い手を育て継続可能な事業へ発展させる

岡藩藩士が所持していた孔子聖堂が姫路市で昨年発見され、由学館の句読師をしていた入田披雲が保管所持して子孫に引き継がれた。この孔子聖堂は昨年7月に竹田市へ里帰り。
かつて、岡藩由学館は詩文音楽(音楽・アート)を奨励し、知識偏重ではなく実践をともなわせのびのびとした楽園での自己完成を目指した。由学館の教育を受けた田能村竹田、広瀬武夫などの先人達の活躍のみならず、陽明学の影響を受けた町人の活発な商業活動が財政的苦境の藩政を支えてきた。「アート・音楽・おもてなしの心でコミュニティビジネス」の挑戦は岡藩時代の実学を実証してビジネスに到達する取り組みである。
まずは担い手をそだてること、そのうえで継続可能な事業を模索。歴史とアートを統合するコンセプトとして、古き良き時代という言葉があるが、古き面も、新しき面もある竹田を目指すという意味で「古き、新しき良き時代〜竹田〜」を目指す。空店舗岡本屋を活用した調査も行う予定。

アピールポイント

実践こそ、実証につながる取り組み

由学館の教育を受けた田能村竹田、廣瀬武夫などの先達が活躍しているのみならず、徂徠学の影響を受けた町人の活発な商業活動が財政的苦境の藩政を支えてきた事実。これを見逃すことはできず、近世の岡藩校由学館は、従来の心の本質を明らかにして心の修練を行うという「心法」では自己統制力は涵養されないと考え、徂徠学の詩文音楽(音楽・アート)を奨励して、知識偏重ではなく実践をともなわせ伸び伸びとした楽園での自己完成を目指した。この事業の挑戦は、近世岡藩の実学を実証してビジネスに到達する取り組みとなる。

今後の展開

空店舗岡本屋のビジネス「まちの駅」の取り組み
中九州横断道路の竹田までの開通がほんの数年先に迫り、賑わい創出の可能性を帯びている中、城下町全体を道の駅的な役割を果たすものとして捉え、その中心的な位置を担うのがまちの駅、空店舗岡本屋になると思われる。400年変わらぬ町割り、先人に学ぶ人材育成、おもてなしの重要性等を再認識し、長きにわたり積み重ねられてきたまちの佇まいを壊さずに現代に必要な施設として歴史的建造物を再生させる、という手法を継承し、その情感を壊すことなく、竹田スタイルを提案できる拠点でなければならないと考えている。

活用した地域資源

アート・音楽・おもてなしの心でコミュニティビジネス/空店舗岡本屋を活用①アート展(ステンドグラス・ミュー展・ひな祭り展)②音楽(ライブ・学生コンサート)③食文化(岡藩接待蕎麦)④論語講座⑤子供神輿・夏越し祭り講座

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竹田商工会議所

〒878-0013大分県竹田市大字竹田1920-1

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    海抜325mの台地、岡城阯その広さは実面積で100万㎡、その広さは東京ドーム(46.755㎡)の22個分にあたる。 大野川の支流、稲葉川と白滝川が合流する間の舌状台地上に築かれ、川岸からそそり立つその姿はかつて「難攻不落」と言われた天然の要塞であったことを感じさせられる。(竹田市岡城HPより抜粋)

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    近年、竹の需要は激減し、それに連れ竹林の荒廃も加速度的に進む中、竹田市観光協会(当時)ではこの現状を改善し、併せて観光浮揚策の一環として2000年より竹灯籠による町並みのライトアップを企画。
    元来竹田市は岡藩7万石の城下町として栄え、市街地には武家屋敷や古刹が点在し、情緒在る風景を今に伝えている。