主な事業内容
天明鋳物は、平安時代から千年以上の歴史があり、佐野は現存する鋳物産地の中で最古の伝統を誇る。しかし、明治以降はアルミ製品の進出といった社会の変化により、佐野の鋳物業は衰退の一途をたどっている。今回のプロジェクトでは、天明鋳物の優れた技術を、現代生活にマッチしたモダンな日用品の開発に応用することが目的。試作品の開発や市場へのアンケート調査を通して、天明鋳物の伝統再生と天明鋳物を核としたまちづくりの可能性について調査研究を行った。
今後の展開
現代生活にマッチしたモダンな日用品に、天明鋳物の技術や強みを活かした商品開発を行い、新たな市場開拓を目指したい。また、今回の調査研究事業では、2社の鋳物事業者が委員として参画したが、今後は本事業を通じて、天明鋳物に携わるすべての鋳物事業者と接点を持ちたい。そして、鋳物産地としての新しい体制づくりを図るとともに、伝統ある鋳金の文化を継承する鋳物師の育成にも結びつけていけるように、行政とも深く連携を取っていきたい。
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試作品の「銚子」。鋳物製のため、酒が冷めにくい -
活用した地域資源
現存する鋳物産地の中では最古の歴史をもつ天明鋳物技術
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委員会の様子
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佐野商工会議所
〒327-0027栃木県佐野市大和町２６８７－１