主な事業内容
輪島塗の生産額は、平成3年の180億円をピークに現在では39億円まで減少、製造従事者も1,300人まで減少、後継者不足が著しい状況である。とくに下地工程の事業所の減少が著しく、将来は産地として成り立たない状況。
当所が交流活動の中で、「神秘の銘木」と言われ希少性が高いとされる「黒柿」、その黒柿を多く保有する事業者と知り合うことができた。この「黒柿」と「輪島塗」を掛け合わせた新たな取り組みを実施することにより、輪島塗の国内におけるブランドイメージの向上につなげる事業に取り組んでいる。
今後の展開
江戸時代に現在の製法である「布着せ本堅地」が確立した伝統工芸輪島塗と1300年前より「神秘の銘木」と言われる「黒柿」を取り入れた新商品を開発のため、材料調達の調査、加工技術等先進地調査、市場調査に取り組んでいる。
国内富裕層をターゲットに「黒柿」を使用した新たな「輪島塗」商品を開発に取り組むため、現在の生活スタイルに合致した商品の考案や黒柿の調達ルート、また市場の評価を調査している。
調査結果で得た情報を事業者と共有し、黒柿を使用した製造時の留意点、適した加工方法についても研究する。
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活用した地域資源
輪島塗、黒柿
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輪島商工会議所
〒928-0001石川県輪島市河井町20-1-1