生活を豊かにする工芸の魅力を発信
家具の産地である旭川には、市内外からクラフト(工芸品)作家が集まり、作品づくりが活発に行われている。今回、ガラスでおいしいお酒を飲むのに必要な食器類などを制作する「淳工房」、数か月間に渡るテスト使用を繰り返し、飽きずに使えるロングデザインの木工品を作る「高橋工芸」、多様な使い方を想像させる陶芸品を手がける「ABO窯、雅窯」が出展。来場客に、工芸が持つ、生活を豊かにする魅力を説明するとともに、実際に手にとって感じてもらった。
「生活工芸にはプラスワンの魅力があります。それは、生活を豊かにする上で、最も大事なものだと考えています。各作家の作品には、それを使う人のことまで考えた工夫が凝らされています。見た目の美しさだけでなく、生活を豊かにするためのデザインを、手にとって感じていただきたいです」
淳工房 菅井淳介さん
人の集まる場を盛り上げる遊び心がありますね
「お酒は場の雰囲気を盛り上げるために飲むものだと思います。木の台がないと立たない『木グラス』は、洗練された見た目とともに遊び心があり、お酒の場の演出に一役買ってくれそうです」
酒造メーカー 薮下喜行さん