伝統的な和の心にふれられる
匠の技を生かした八女の工芸品
匠の技を生かした八女の工芸品
平成20年度より推進してきた八女の伝統工芸ブランド『八女本流』。仏壇や提灯、石灯篭、蒔絵、独楽、和紙、房、蝋燭、竹細工など、今なお、多くの職人がものづくりに携わっている八女が、その技術を活用し、伝統に新しい流れを起こそうと活動してきた。展示会には、八女の和ゴマの特徴と技術を生かした『マルチケース』や、家庭用に開発されたペット用の仏壇『ペットメモリー』、漆の持つ癒し効果を肌で感じる『うるし玉』などの商品が並ぶ。確かな技術に裏打ちされた新しい伝統工芸。昔気質の職人たちが手がける、『八女本流』のラインナップが披露される。
『マルチケース』『うるし玉』『ペットメモリー(写真)』『ペット提灯』『陰膳』※出展品目は変更となる場合あり
八女商工会議所
若菜美織(わかなみおり)さん
「この地域の名産品である『八女茶』は、暮らしに溶け込みながらも、生活を上質にする奥深い味わいを持っています。お茶を楽しむひとときのように、日々の営みの中に豊かな味わいを生み出したい。『八女本流』も、生活に溶け込むことができる新たな伝統工芸品を目指しています。昔ながらの日本の暮らしには、先祖を尊ぶ習慣や、四季の移り変わりを大切にする行事が欠かせないものでした。八女本流の根底に流れるそういった思いも、実際に手に取ることで感じていただきたいです」