札幌商工会議所(北海道)では、昨年よりマンガと観光をテーマとした取り組みの一環として、札幌発のオリジナル・マンガ雑誌『札幌乙女ごはん。』を使った観光ガイドをプロデュースしている。
『札幌乙女ごはん。』は、札幌の旅行会社に勤務する29歳のOLが恋や仕事に打ち込む日常が描かれている。誌面ではテレビ塔や時計台といった札幌の観光スポット、そして人気のラーメン店やジンギスカンなど実在の飲食店も登場し、同店舗の紹介記事や地図、クーポンも掲載されているので、ストーリーと一緒にグルメ情報も入手できる。
価格も1 冊108 円(税込)と手軽なことから話題を集め、現在、第1 巻から第2 巻「春と恋とジンギスカン」、第3 巻「夏の恋にカンパイ!」が発売中。11 月中旬には第4 巻が発売予定となっている。
一時は書店で売り切れまで出たという、注目の『札幌乙女ごはん。』は、『るるぶ』を発行している株式会社JTBパブリッシングの電子書籍サイト『たびのたね』でも購入できるようになり、全国でも楽しむことが可能になった。また、旅行会社である株式会社ジャルパックの『ガールズトリップIN SAPPORO』という女性向け旅行商品にも採用され、参加者は『札幌乙女ごはん。』を札幌観光のガイドブックとしてプレゼントされ観光を楽しむことができた。今回のツアーは今のところモニター商品だが、是非とも連続テレビ小説『マッサン』効果も期待し、商品化していきたいそうだ。
札幌に住むアラサー女子のリアルな姿
マンガ「札幌乙女ごはん。」は、札幌在住のアラサ―女子3人が、恋愛、仕事、遊び、そして「食」を全力で楽しむ物語で、登場する飲食店や観光施設は、地元札幌人がよく行く、地元ならではの「実在する店」を描いています。
初めて札幌を訪れる人も何度も来られた人も、マンガのシーンと実物を照らし合わせると新たな魅力が発見できます。
「札幌乙女ごはん。」を読んで、ストーリーと同じように、札幌を巡ってみてはいかがでしょうか。