地域の商店街は、過疎化によりシャッター通りとなることが多いが、下諏訪(長野県)の商店街は地方では珍しい元気な商店街だ。以前は空き店舗があったのだが、クラフト系の作家の入居を進め、現在は入居待ちの方が10数者いる。
クラフト系の作家は皆ユニークで、三宅島から移り住んだ木製スピーカーの作家や、イタリアでの修行を経て木製自転車をつくる方、昔ながらの洋裁屋さんで活動を始めた若いアーティスト、餃子の美味しいパン屋など、それぞれ仕事も様々。特に店舗情報を宣伝しなかったのにも関わらず、クラフト作家同士のネットワークを通じて出店者が集まってきたようだ。
何も知らない旅行者にとってはただの商店街だが、ガイドが付いて説明を受けると、「この総菜屋は、フランスでミシュランの星をとったレストランを経営している息子さんの親がやっているお店で、コロッケが抜群に美味しい」というように、味覚・嗅覚、五感に働きかける商店街が軒を連ねる。
普通に歩くと10分程度である通りが、各店のストーリーを楽しむことで、1時間30分から2時間の旅に変わる不思議な空間となっている。
さらに、中山道の下諏訪宿の温泉宿も商店街に隣接しているため、宿泊もできる。公衆浴場は地元の人も利用するため、裸の付き合いも可能だ。江戸時代からの由緒ある旅館に泊まって、現代の下諏訪を楽しむことができる、個人旅行者には魅力的な観光商品となっている。
- ★地方商店街を軸に諏訪大社の参道を散策
- ★クラフトショップが集積する商店街で逸品探し
- ★オルゴール、時計づくりの体験でオリジナル商品を開発
小さな商店街が大きな夢を持って
たくさんの方が来るのを待ってます
地方の元気な商店街から、元気をお分けします。
クラフト作家や昔ながらの商店が立ち並ぶ、どこか懐かしい風情が時折見える商店街を歩きながら、周辺の観光スポットや諏訪大社などのパワースポットを巡る、まち歩きツアーを体験してみませんか。
歩くとわかる不思議な空間で見つける逸品、オルゴール、時計など、下諏訪ならではの、工業製品の製作体験でオリジナル商品の開発にも挑戦できます。
来れば来るほど好きになる下諏訪町で新たな魅力のとりこになりませんか。