このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

No.10

塩尻商工会議所(長野県)

受け継がれた伝統と文化 木曽漆器と奈良井宿

プランのポイント

  • 伝統工芸品「木曽漆器」
  • 日本最長1kmの宿場「奈良井宿」
  • 日本遺産に認定された「木曽路中山道」

プランの特徴

大漆器市
年に一度の大漆器市

第50回木曽漆器祭・奈良井宿場祭

 塩尻市の楢川地区で毎年6月の第一金曜日から日曜日の3日間、行われている「木曽漆器祭・奈良井宿場祭」は、来年6月2日(金)、3日(土)、4日(日)の3日間行われ、第50回を迎えます。メイン会場の木曽平沢と奈良井宿は、国の重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)に選定されており、江戸や明治時代の建物が軒を連ねています。
 木曽漆器祭では、木曽平沢の町並みに180の漆器店が立ち並び、お椀やお箸、テーブルなどの製品をはじめ、このお祭り期間中にしか出ない蔵出し品なども並びます。また、普段みることのできない工房の見学や漆器職人との会話も楽しむことができます。
 奈良井宿は、中山道の真ん中34番目の宿場町で江戸時代から多くの人が行き交い、交通の要衝でした。奈良井宿場祭の最終日には、江戸時代、徳川将軍家御用のお茶を毎年、京都から江戸まで運んだ道中行列を再現した「お茶壺道中」が行われます。約60名で行われる道中行列は時代絵巻を思わせるような迫力があります。
 今年の5月には、全国に名を高めた木曽檜、木曽漆器などの伝統工芸品や歴史ある町並みが評価され、「木曽路はすべて山の中 ~山を守り 山に生きる~」(塩尻市を含む7市町村)が日本遺産に認定されました。

  • 奈良井宿で行われるお茶壺道中
  • お茶壺道中で運ばれるお茶壺
  • 風情ある奈良井宿の町並み
  • 木曽ひのき箸
  • 工房で職人の技が見られる
  • 大漆器市で販売される漆器製品
  • 五平餅

担当者からのメッセージ

征矢野 友美

征矢野 友美

 川地区では、漆器祭・宿場祭の他に、10月16日には「秋の木曽漆器祭」、11月6日には「皇女和宮御下向行列」が行われ、例年多くの人で賑わいます。食では、季節ならではの“ほうば巻き”や、“さるなし”や“すんき”もオススメです。私は、奈良井宿の風情ある町なかで食べる五平餅が好きです。