概要・活動内容
アスパラの食資源としての可能性を検証
美幌町は、馬鈴薯、玉ねぎなどの産地として知られているが、アスパラガスの栽培も盛ん。約50戸の生産者が年間30t以上を生産し、道内でもベスト10に入る地域である。加えて11月上旬からの出荷が可能となる伏せ込み栽培に成功し、長期間の出荷体制が整っている。
そこで、美幌産アスパラの調整残渣(切り下)を活用した特産品(加工品)を開発し、新たな美幌ブランドとしての創設に向け本体事業の実施を行った。具体的には、試食を伴うアンケート調査、商品開発の情報収集を図り、美幌産アスパラが食の資源として今後確立できるかどうかを検証した。
アピールポイント
研究施設×事業者で加工を重ねる
事業実施にあたっては、研究施設と事業者と連携し、アスパラの風味をそのまま活かした加工技術の開発に取り組んだ。特に色の温存技術開発を重点に取り組み、ペースト状にすることでレトルトや冷凍品としての加工に工夫を重ねた。
この、食を通したまちづくりは、交流人口の増加とともに、話題性を首都圏に広げることにより同地産業の振興に寄与していくことを目的にし、食品製造業や飲食店、アスパラ生産者など、意欲ある地域の人により取り組みが進められている。
今後の展開
今年度の本体事業により、首都圏のニーズ調査および多種多様なバイヤーとの情報交換を行うことで、商品開発の道しるべを図ることができる。
この結果をもとに「アスパラのおいしい町」としての認知度アップ、調整残渣(切り下)を有効活用した商品の開発と特産品としての多様化、他の産品とのコラボ商品開発等を通し、食を通した地域経済の活性化に繋げていきたい。
活用した地域資源
アスパラの切り下等風味・色・味を活かした加工技術と商品開発
メディア掲載事例・受賞履歴
- 北海道新聞(平成27年1月11日)
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美幌商工会議所
〒092-0004北海道網走郡美幌町字仲町1-44美幌経済センター
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