燕商工会議所世界に誇る
金属加工技術を活かした
ワインタンブラーがヒット
産業観光課 参事高野雅哉さん
金属加工の職人技で繊細な味をつくり出すタンブラー
燕市はステンレスはじめ金属のプレスや板金、研磨、メッキなどの加工技術の巧みさで、その名が知られています。携帯電話やスマートフォン、飛行機部品、内視鏡などで活躍するメーカーが、伝統の技を生かして自社製品を創ろうということで、商工会議所が中小企業の相談に応じ、5年前から商品のプロデュースや企業連携の仲介役を担ってきました。
今回ベスト3に輝いたステンレスワインタンブラーは、ワインの香味を損なわないようにビアタンブラーよりも細かく内面を磨いており、ワインを注ぐとデキャンタージュしたような落ち着いた味になるのが特徴です。
展示会場では表面を酸化皮膜加工した深い色味のタイプも展示していますが、これは虹や玉虫の羽同様、角度や飲み物を注ぐことで見え方が変わるタンブラー。会場でビールとワインの試飲会も行いましたが、実は設置しているバーカウンターも商品の一つです。給排水タンク内蔵なので水道を引く必要がなく、展示会やイベント向けに最適です。
タンブラーは金属製雑貨としては今までにないヒット商品となっていますが、今後もこれに続くヒットを狙っています。
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