
![[2]諏訪地方唯一の豆腐料理店でもある](images/pho_14.jpg)
上諏訪街道には真澄や麗人など5軒の蔵元がある。酒造りの要となる、諏訪に流れる清涼な水を活かし、それぞれが個性的で誠実な日本酒を造っている[3]。規模は様々だが、諏訪に訪れなければ飲めない限定品も多く、徒歩圏内なので好みの日本酒を探してみよう。通常でも試飲することができるが、春と秋には「諏訪街道 呑みあるき」というイベントも開催される。また、老舗の佃煮店「えびす屋」[4]では、諏訪湖のわかさぎを揚げた「わかさぎの空揚」[5]や、シロップに漬けた生かりん[6]などが置いてあり、諏訪の味に触れることができる。
![[7]日に5回(4~9月は6回)、5mほど噴き上がる/[8]腰まである深さのため中腰になって入るのが特徴/[9]ホーム脇にあり、入場券での足湯利用も可能](images/pho_19.jpg)
日本屈指の湯量を誇る諏訪では、温泉施設や宿泊施設の他、一般家庭にも温泉が引かれている。諏訪湖間欠泉センターでは、ダイナミックに噴き上がる間欠泉[7]や温泉の湧出口の七ツ釜を見ることができる。また、昭和初期に建造され、国の重要文化指定建築物の片倉館[8]では、大理石造りのロマンあふれる千人風呂を銭湯の感覚で気軽に楽しめる。さらに、市内には多くの足湯もあり、旅の合間に一息、疲れを癒してくれる。上諏訪駅の構内にも足湯[9]が設置され、到着や旅立ちのひと時のおもてなしになっている。