↑「日奈久の顔」とも言われる老舗の温泉旅館「金波楼」は落ち着ける和の造り。立ち寄り湯(500円)や食事付き休憩(5250円~)などのサービスがあるので、宿泊しなくてもぜひ立ち寄っておきたい
肥後熊本藩細川氏の家老・松井家の別邸「松浜軒」などの歴史遺産が点在し、南部に600年の歴史を持つ日奈久(ひなぐ)温泉がある八代市。江戸時代に参勤道として整備された薩摩街道には、今でも当時を思わせる古い建物が残る。八代商工会議所では、街中に散らばるこれらの地域の魅力を、「路地裏ツーリズム」というコンセプトでまとめている。プロジェクトで開発した「まち歩きマップ」や「路地裏ツーリズムパンフレット」には、創業350年の温泉施設「日奈久温泉センターばんぺい湯」や老舗の温泉旅館「金波楼(きんぱろう)」など、歴史的価値の高いスポットから、知られざる魅力を秘めた地域産品まで、にぎやかに紹介されている。路地裏の魅力を満喫するには「日奈久温泉街案内人の会」(電話0965-38-0267、案内料10人まで1000円)がおすすめ。3日前までに予約すれば、路地裏散策をサポートしてくれる。詩人・種田山頭火も立ち寄った日奈久の町を歩いてみよう。
【滞在時間:約30分】
↑山頭火は日奈久温泉と「おりや」を気に入り、予定を延期して滞在したという |
1930年に放浪の詩人・種田山頭火が宿泊した木賃宿「おりや」。木賃宿とは、当時、行商人や旅役者などが利用した気軽に泊まれる宿泊施設で、「おりや」ほど状態のよい建物が残っているのは非常に珍しい。また、山頭火が諸国を放浪した際に宿泊した木賃宿で、現存しているのはここだけだ。通常は内部の一般公開はしていないが、「日奈久温泉街案内人の会」の案内で訪れれば見学することができる。
住所 |
八代市日奈久中町515 |
電話 |
0965-38-0267(日奈久温泉観光案内所) |
営業 |
9:00~17:00 |
入場料 |
無料 |
休み |
12/25~1/5 |
おりやへは約10.3km。南西へ進み、八代駅前交差点を右折し、国道3号線へ、旭中央通り交差点を左折し、9.3kmほど【所要時間:車約14分、徒歩・電車約23分】
桑庵へは約200m。国道3号線を南西へ、日奈久上西町交差点を左折し、100mほど【所要時間:徒歩約2分】
日奈久温泉 金波楼へは約80m。国道3号線に向かって北西へ、最初のT字路を左折し、すぐ【所要時間:徒歩約1分】
桑原竹細工店へは約1km。国道3号線を南西へ、日奈久上西町交差点を左折し、200mほど【所要時間:車約2分、徒歩約12分】
日奈久温泉センター「ばんぺい湯」へは約100m。国道3号線に向かって北西へ、100mほどで右折し、すぐ【所要時間:徒歩約2分】
村津邸へは約100m。北東に進み、100mほど【所要時間:徒歩約2分】
羽田空港から飛行機にて熊本空港へ、空港直行高速バス「すーぱーばんぺいゆ」に乗り換えJR八代駅へ【所要時間:約270分】
◎大阪駅から大阪空港から飛行機にて熊本空港へ、空港直行高速バス「すーぱーばんぺいゆ」に乗り換えJR八代駅へ【所要時間:約230分】
◎熊本駅からJR熊本駅から鹿児島本線にてJR八代駅へ【所要時間:約40分】
◎熊本駅から御船ICから九州自動車道へ、八代ICで降りて八代市内へ【所要時間:約60分】
◎博多駅から福岡都市高速道路2号線に乗り、都市高水城を九州道入口・太宰府ICへ進み、分岐点を熊本・大分・長崎の表示に従って進み、九州自動車へ、高速八代ICで降りて、国道3号線を経て八代市内へ【所要時間:約130分】
◎大阪駅から阪神11号池田線を経て豊中JCTから名神高速道路へ、吹田ICで降りて、中国吹田ICから中国自動車道へ、神戸JCTで山陽自動車道へ、廿日市JCTで広島岩国道路へ、山口JCTで中国自動車道へ、門司ICで九州自動車道へ、八代ICで降りて八代市内へ【所要時間:約590分】