畳マイスターに認定された畳職人によるオリジナルコースター作り体験ができる。日本の心「畳」の材料となるワラを使ったオリジナルの一品に、親しみがわくこと間違いなし。もちろん、自分で作ったコースターは持ち帰れる。和の体験はほかにも、着物マイスターによる着こなしやコーディネートのアドバイス(「緒方呉服店」･電話0894-24-4141)や、蕎麦打ちマイスターによる蕎麦打ち体験(「手打ち蕎麦･いの上」･電話0894-35-7255)などがある。

1950年創業の歴史ある店で、新町商店街にある。長崎風のこってりとしたちゃんぽんをアレンジし、地域の人々の味覚に合わせたあっさり鶏ガラスープが特徴。具には豚バラ、タマネギ、ニンジン、ニラ、モヤシ、タケノコなどが入っており、強めに効かせたニンニクが食欲をそそる。長年変わらない、飽きのこない味わいだ。店舗で食べられる以外にも、ちゃんぽんのパック詰めがスーパーで販売されていたりと、八幡浜ちゃんぽんの伝道師ともいわれる。

映画「となりのトトロ」のなかに登場したようなメルヘンチックなトンネル。王子の森公園にあり、木が長く連なった不思議な空間は、中を歩けば大人でも、物語の世界に入り込めるはず。八幡浜にはほかに、西之河内にも不思議なトンネルがあり、その名も「大峠のガリバートンネル」。片側は大きなトラックが入れる広さなのに、途中から急に軽トラックしか通れない広さになってしまう不思議なトンネルだ。探せばまだまだ不思議なトンネルがあるかも！？

八幡神社では、実際に楽器に触れながら雅楽が無料で体験できる。禰宜(ねぎ)という神職に就く、雅楽マイスターの清家貞文さんが、雅楽の歴史や楽器の演奏の仕方を伝授してくれる。17本の竹管をつなぎ合わせ、息を吹き込んだときの振動で音を出す「笙(しょう)」や、竹製の縦笛のような「篳篥(ひちりき)」などを実際に演奏させてもらえる。歴史や伝統に関する体験はほかに、八幡浜の歴史を教えてくれる八幡浜歴史マイスター(0894-36-3114･清水真一さん)なども興味深い。

味の特徴は、かつおと鯛でダシを取る珍しいスープ。野菜たっぷりで水菜がトッピングしてあり、さっぱりと食べられる。とんこつちゃんぽん(650円)やキムチちゃんぽん(650円)など、ほかの店にはないメニューも人気だ。さらに珍しいのは、店の前にずらりと並ぶ弁当や惣菜。その場で購入できるのはもちろん、店内で食事する場合も、ちゃんぽんとセットで注文することができて、お腹が減っている時でも安心だ。ハーフサイズメニュー(350円～)もあり。

坂が多い向灘エリアにある不思議な階段。通常の高さの階段の隣に半分の高さの階段がある。親子が手をつないで登る姿が目に浮かぶようで、ほのぼのした気分になれる。わかりにくい場所にあるので、近くまで来たら地元の人に教えてもらおう。近隣にはほかにも、2つの階段が重なり合う「W階段」や、発射台のように急な階段と、その下にエビス様の像があることから「エビス様が見守るカタパルト階段」と名付けられた階段など、珍しいものがたくさんある。多くは、なぜそんな形になったのかわからないのだとか。

その名前から察せられる通り、民家一軒分しかないという短さのアーケード。これをアーケードと言っていいかは難しいところだが、観光客が珍しがって集まるばかりでなく、暑い時季には近隣の住民たちもここで涼むのだとか。ほかの観光スポットからは少し離れているが、この周辺は、みかんの段々畑が広がっていたり、海の眺めも良かったりと、散策に最適な景色が続いている。港の船を抱きかかえるようにアールを描く「優しい堤防」は、見れば誰もが温かい気持ちになれるスポット。