伝統工芸の紹介をはじめとして
町全体で人と物の交流を図る
町全体で人と物の交流を図る
弘前地域では、平成18年度の『世界自然遺産白神山地のめぐみ開発プロジェクト』において取りまとめた『弘前感交劇場』というコンセプトのもと、劇場型街づくりを推進している。世界自然遺産『白神山地』を舞台背景として、大道具(祭・イベント)、小道具(津軽塗・こぎん刺し・打刃物・木地・木工建具などの工芸品・郷土食など)、音響(津軽三味線など)と位置付け、市民を劇団員、観光客を観客と見立てて感動を共有し、交流できる街づくりを目指している。特に、小道具に当たるものづくりにおいて、プロジェクトが重要な役割を担っている。
『津軽塗』『津軽打刃物』『津軽こぎん刺し』『ウッドセラミックス』など※出展品目は変更となる場合あり
弘前商工会議所
工藤耕司(くどうこうじ)さん
「展示会では、『白神山地』を舞台とした世界観を、キャラクターを使った『ミニチュアワールド』で表現し、そこから生まれてくる商品群を紹介します。津軽塗・打刃物・こぎん刺しなどの地域産業の関係性が体感できます。特に、今年度取り組んだ『リンゴゼロエミッション』には注目してください。環境保護の観点から、リンゴの木を廃棄せずに使い切ることを目指し、おがくずにポリプロピレンをまぜて圧縮した箸などを開発しています」