天然塩や酒粕、味噌に漬け込んだ
懐かしくも新しい漬物が完成
懐かしくも新しい漬物が完成
珠洲市は能登半島の先端に位置しており、魚介類などの海の幸、野菜や山菜などの山の幸に恵まれている。さらに、地域に伝わる伝統的な製法で作る日本三大魚醤の『いしる』や天然塩、酒粕、味噌などの調味料も豊富だ。珠洲商工会議所では、これらを生かす取り組みとして、健康・安全に配慮した漬物を開発している。試作品は、市内にある飲食店や地域おこしグループなどによる考案で4品完成しており、13種もの食材を漬け込んだ漬物や、梅風味の粕漬けといった、懐かしい味わいのなかに斬新さを感じるものがそろう。
『福かぐら漬(写真上)』『恵比寿かぼちゃ漬(写真左下)』『さざえの寿漬(写真中央下)』『そうめんかぼちゃのかす漬(写真右下)』※出展品目は変更となる場合あり
珠洲商工会議所
山口憲治(やまぐちけんじ)さん
「伝統的な調味料などを使って、奥能登・珠洲の風土にちなんだ4つの商品ができました。奥能登の野菜12種を漬け込んだ福神漬け風の『福かぐら漬』、特産品の『えびすかぼちゃ』を梅味噌粕の秘伝の調味液に漬け込んだ『恵比寿かぼちゃ漬』、素麺状の果肉を持つかぼちゃを使った『そうめんかぼちゃのかす漬』、荒磯で採れるサザエを糀や酒などで漬けた『さざえの寿漬』など、ご飯のおともにも酒のつまみにも最適な品々をご試食いただきます」