北九州商工会議所
産業観光推進室 村里元さん
出展者 北九州商工会議所
ご担当者 産業観光推進室 村里元さん
人気の産業観光に
宿泊付きの新たな観光コースを提案
展示内容について詳しく説明して頂いた北九州商工会議所の村里さん
展示ブースは「産業観光」がテーマ。様々な工業製品を展示
北九州市は日本の近代産業発祥の地であり、現在も国内有数の工業地帯。世界に先端技術を発信し続ける産業の街を、観光地として紹介する「産業観光」を提案しました。
平成23年度に北九州商工会議所が打ち出した産業観光は、近代化の象徴である「新日鐵住金八幡製鐵所」やロボット産業の先端基地として知られる「安川電機」、衛生陶器の最新技術を誇る「TOTO」、国内有数の老舗ブランドである「シャボン玉石けん」など、普段は見ることのできないものづくり工場の裏側を見学できるツアー。その斬新なコンセプトが話題を呼び、ファミリー層やシニア層など幅広い観客から支持を集め、平成24年度は約7200人が参加しました。
また、環境問題においては産官民で一体的に取組むという世界的にも稀な「北九州方式」と呼ばれる最先端モデルを実現した環境都市としても、注目が集まっています。
20世紀の飛躍を成し遂げた近代産業の発祥から、これからの日本を支えていく先端技術までを体験できる旅として高い評価をいただきました。
今年はさらに、宿泊付きの観光コースの紹介に力を入れ、人気の工場見学+門司港、小倉城、スペースワールド、巌流島などの観光地めぐり。また、小倉の焼うどんや門司の焼きカレーなど、意外に知られていない北九州発祥のグルメを味わえる1泊2日旅行の提案などを中心にアピールしました。
北九州市内の工場見学
プラン概要
北九州市では、1901年、官営八幡製鐵所が操業を開始。その後、この地から鉄をはじめ、化学、硝子、機械、電機などの産業が生まれ、さらには画期的な新技術を世界に向けて発信する拠点として、日本の近代化を支えてきました。一方で、工業都市として栄えた本市は、公害克服の経験を有する都市でもあります。
本市は、日本国内の多くの都市と同様に、「少子高齢化」、「人口減」などの課題に直面する中、交流人口を増やすことで地域経済の活性化を図ってます。
北九州商工会議所では、平成23年度、「産業観光推進室」を設置。以来、本市の歴史と文化を活かしながら、工場や企業資料館を観光資源に活用した「産業観光」による街の賑わいづくりに取り組んでいます。
この間、当所は、平成23年11月、「全国商工会議所観光振興大会」を開催。この中で、エキスカーションとして、8つの産業観光コースを企画・催行したところ、参加者から高い評価をいただきました。今年度は、11月に「全国工場夜景サミット」の開催が予定されており、懸案の「宿泊型産業観光」や「着地型産業観光」の拡充に向けて、種々の取り組みを展開しています。
プラン内容
旅行会社提携ツアー
「旅行会社提携ツアー」、「MICE受け入れ」、「市民向けツアー」の3つの取り組みを展開しています。
「旅行会社提携ツアー」では、高炉や熱延工場の見学で、スケールの大きさを体感できる「新日鐵住金㈱八幡製鐵所」、ロボットがロボットを作る様子を見学できる「㈱安川電機」、世界をリードする技術で衛生陶器を製造する「TOTO㈱」、環境や健康に配慮した無添加石けんの製造工程を見学できる「シャボン玉石けん㈱」などの、先端技術を有する工場の情報提供や催行の支援を旅行会社に対し行っています。