このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

まだまだある!地域発「町」プロジェクト
個性豊かな町並みを活用した魅力的なまちづくりが各地で行われていることを、これまで知らなかった方も多いだろう。新しい魅力に出会える、ユニークな取り組みをご紹介しよう。

鶴岡商工会議所 藤沢周平文学の里から地元産食材を利用した特産品開発プロジェクト

映画の中のまちを「食」からアプローチ

江戸時代、城下町として栄えた山形・鶴岡。日本海を臨み、庄内平野から続く標高2000mの月山山麗の雄大な景色は、映画のロケ地としても多々登場している。中でも鶴岡を舞台にした『たそがれ清兵衛』『武士の一分』など藤沢周平作品の映画化により、近年は女性を中心とした新たな観光客が増えている。そうした背景から映画村への関心が高まる中、もうひとつの大きな地域資源である「食材」にフォーカスし、平成19年度【藤沢周平文学の里から地元産食材を利用した特産品開発プロジェクト】の取り組みが始まった。

全国的に有名なのは、だだちゃ豆や庄内柿などだが、四季を通じて海山の恵みは多彩である。地元の飛び魚のだしとモズクを原料にした「海のドレッシング」や温海の赤カブを使用した「赤カブのマリネ」など、まだ知られていない「鶴岡んめもの」(おいしいもの)の情報発信のため、「第4回みやげ品見本市ジャパン2008[1]」「日本海寒鱈まつり」などに出展、試食やアンケート調査[2]を実施したところ、「どこで購入できるのか?」の問い合わせが多数寄せられ、翌年のイベントでも「昨年の商品はないのか?」など広く反響があった。現在も商品開発への支援活動として、勉強会、山形大学農学部教授のコンサルタント指南、評価会、審査会などの実施を続けている。

プロジェクト詳細ページ

鶴岡商工会議所(山形県)
山形県鶴岡市馬場町11-63 鶴岡産業会館2階

ホームページはこちら

大津商工会議所 紫の道がつなぐ未来への宣言~千年後に遺そう紫のメッセージとなぎさの賑わい~

源氏物語の世界に誘うまちづくり

琵琶湖の水上交通の重要都市である滋賀・大津は、源氏物語ゆかりの地としても有名である。その作品の世界を豊かな自然の中で追体験する【紫の道がつなぐ未来への宣言~千年後に遺そう紫のメッセージとなぎさの賑わい~】プロジェクトが平成20年度に実施された。
いにしえの世界が今も香る大津の魅力である、"源氏物語ゆかりの地"×"琵琶湖クルーズ"×"地球環境の大切さ"をテーマに組み合わせた観光ルート「紫の道」を開発。「源氏物語の世界」「琵琶湖クルーズ」「地球環境の大切さ」のすべてが体験できる、これまでにない新しいモデルコースとなった。
源氏物語というテーマは根強い人気があり、イベントすぐに定員に達し、非常に盛り上がっている。プロジェクトは現在も継続し、地元企業と市民を中心に「紫の道の会」を設立。原種フジバカマ・和種ムラサキと、ハギ・キキョウ・ノカンゾウ・アヤメ・カワラナデシコ・オミナエシといった、源氏物語ゆかりの植物を植栽している「源氏の庭」「式部の庭」「さざなみの庭」の3つの庭園[3]では、貴重なこの地域資源を次世代へ受け継いでもらうための活動を行っている[4]。植栽で再現した、優雅な古典文化である香遊びは、訪れる人々からも「大津にこのような庭ができてうれしい」「遠方から来る方にも紹介したい」等の声が届いている。

プロジェクト詳細ページ

大津商工会議所(滋賀県)
滋賀県大津市打出浜2-1 「コラボしが21」9階

ホームページはこちら

沼津商工会議所 「さぁ来い、ハリウッド!大作戦」ロケでまちが元気になるプロジェクト

絵になるまちの魅力を世界に向けて発信

駿河湾に続く美しい海岸線、富士山が一望できる岬、活気あふれる沼津港魚河岸などドラマチックな景観が多数存在する静岡・沼津。これらの観光資源と、富士・伊豆・箱根への拠点としても利便性が高いことを活かし、映画等のロケ[5][6]を誘致するべく、平成21年度【「さぁ来い、ハリウッド!大作戦」ロケでまちが元気になるプロジェクト】がスタートした。
インターネットでロケ地を検索できる「ロケーションライブラリー(L.L)」の開設、沼津の食をPRする「ロケ弁コンテスト」、ロケ候補地を競う「『ハリ!プロ!』アワード2009」などを実施。平成22年度には、映画・TV・CMなどのロケ支援の成立が34件、支援中が11件という実績を上げ、映画『わが母の記』はモントリオール世界映画祭審査員特別グランブリを受賞した。
これらは大きな経済効果だけでなく、地元の人々が郷土の素晴らしさを再発見するきっかけにもなった。「ロケーションライブラリー」は画像6695枚、ロケ地登録(地主からの許可を得た場所)918件と数を増やし、現在も沼津の魅力を発信し続けている。

プロジェクト詳細ページ

沼津商工会議所(静岡県)
静岡県沼津市御幸町14-5

ホームページはこちら

宮崎商工会議所 ~温暖な気候を生かした~「まるごとブーゲン青島再勢」

まち歩きで南国気分を肌で感じる

国内でも有数のリゾート都市である宮崎市の中でも、温暖な気候で亜熱帯植物などが多く見られる青島地区は宮崎の観光の顔となっている。その青島地区の景観・神話・歴史・文化などの地域資源と亜熱帯植物のブーゲンビリア[7]を融合させる、【~温暖な気候を生かした~「まるごとブーゲン青島再勢」プロジェクト】が平成21年度よりスタートした。

"まち歩き"をテーマに観光マップやホームページを作成し、名所旧跡やブーゲンビリアを楽しみながら体験観光を味わうモニターツアーなどを実施した。スタートから2年経った現在でも、『みやざき公園協会』を中心にまち歩き事業を進めており、地域住民だからこそ出来る、地域の魅力の味わい方をガイドすることで、参加者からは「地域の文化を味わえて大変おもしろかった」と評判は上々である。また、観光ガイド役や体験受け入れを行った事業者からも「観光客と近い距離で話ができて、青島を肌に感じていただく機会となり、今後も継続していきたい」との声があがっており、まち歩きの魅力に気づいた他の団体が自らまち歩きを企画・実施する波及効果も現れ始めている。
現在は、ノルディック・ウォーキングとまち歩きを組み合わせた新たな商品も販売中であるほか、レンタサイクル[8]での「まちめぐり」も展開し、レンタサイクル+地元の食・特産品とのパック商品(りんりんパック)を提供するなど、プロジェクトはいまもなお発展し続けている。

プロジェクト詳細ページ

宮崎商工会議所(宮崎県)
宮崎県宮崎市橘通東1-8-11

ホームページはこちら