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工芸品の展示販売・商談会「技のヒット甲子園2014」

日本商工会議所が実施する地域資源∞全国展開プロジェクト「feel NIPPON」と、日経BP社のトレンド情報誌「技のヒット甲子園」が、2014年12月3日から5日まで、渋谷ヒカリエにて行われた。
当日はトークイベントや出展事業者によるプレゼンテーション、商品販売なども行われ、大変な盛況となった。当日の様子や各事業者の思いなどを紹介しよう。

初日イベント[12月3日(水)]

2014年、地方発ヒットの裏側大研究

オープニングでは、日経トレンディ副編集長の佐々木淳之氏と日経BPヒット総合研究所の渡辺和博氏によるトークセッションが行われた。トークのテーマは「2014年、地方発ヒットの裏側大研究」。数々の地域発のヒット商品について、下記のような注目ポイントが紹介された。

●特産品の進化版
売れるために思考が凝らされたもの。例えば、持ち帰りやすく改良されたものや、定番商品に変を与えたものなど。

●幻・秘境
希少価値が高いもの。なかなか行けなかったり、手に入りにくいなど、不便だからこそ価値が感じられる。

●リアル・体験
演出が喜ばれるもの、本物のような体験ができるもの。家族連れで行きやすい。

●SNS売れ
TwitterやFacebookなどのSNSで「発信したい」と思われるようなコンセプトやメッセージ性のあるもの。

●Newビジネス
新しいビジネスモデルを確立したもの。2014年に流行した「ランチパスポート」などがその一例。

さらに、佐々木氏は、「地方発のヒット商品には、共通点がある。それは、現在の需要をとらえた付加価値があること。消費者が求めるものは日々変化するため、その流れを読んで商品に落とし込まなければいけない」と説明した。
全国から地域の技や素材を活かした工芸品が集まった「技のヒット甲子園」の幕開けに相応しいトークイベントとなった。

女性が求めるヒット商品とは?

日経ウーマンオンライン編集長の常陸佐矢佳氏と日経BPヒット総合研究所の品田英雄氏による、「女性が求める人商品とは?」をテーマとしたトークイベントでは、品田氏が聞き手役となり、常陸氏が女性視点から見た2014年のヒット商品について解説した。
常陸氏によると、現在8割ほどの女性が「定年まで働き続けたい」と考えている。そんな女性たちが財布を開くのは、「忙しい自分が楽になること」「非日常の体験ができること」「社会のためになると自分が思うこと」「疲れた心を前に進められるような、気持ちが上がること」と紹介した。
一方で、女性向け商品における3つのNGポイントについても紹介。1つ目は、“女子イメージ”のさじ加減を強くしすぎてしまうこと。「女子ってこういうのが好きでしょ?」という男性の意向が強すぎるものは手に取られない。2つ目のポイントは、「量の多さで“お得”感をアピール」すること。「好きなものしか持ちたくない」という女性が増えており、良いものは欲しい、余計なものはいらないといった趣向が強くなってきている。そのため、“お得”をアピールしてもなかなか女性に響かないのが実情だ。そして3つ目が、大規模調査に頼りすぎること。「女性はピンクが好き」「ゆるキャラが人気」という女性の趣向が大規模調査で分かっても、それだけを参考にするとヒットには繋がらない傾向がある。それよりも、身近な人の悩みやニーズを掘り下げたところから生まれた商品がヒットすることが多いそうだ。

聞き手となっていた品田氏も、「女性がこんなことを思っていたのか」と言わんばかりに、しきりに驚いていた様子。女性をターゲットにした商品を考えている事業者にとって、大変有意義なトークイベントになったようだ。