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工芸品の展示販売・商談会「技のヒット甲子園2014」

日本商工会議所が実施する地域資源∞全国展開プロジェクト「feel NIPPON」と、日経BP社のトレンド情報誌「技のヒット甲子園」が、2014年12月3日から5日まで、渋谷ヒカリエにて行われた。
当日はトークイベントや出展事業者によるプレゼンテーション、商品販売なども行われ、大変な盛況となった。当日の様子や各事業者の思いなどを紹介しよう。

イベント[12月4日(木)]

ヒットするために必要なネーミングとデザイン
株式会社意と匠研究所 下川一哉 氏

今回の展示販売・商談会のコーディネートを行った下川氏によるトークイベントでは、デザインの上位概念としての「ネーミング」について、実例を交えながら紹介があった。
「商品開発を行う際、根幹となるコンセプトをデザインに落とし込む過程がある。しかし、デザインに落とし込む前に重要なプロセスとして、『ネーミング』がある。ネーミングは、極めて分かりやすい言葉で商品を表現したものであり、チームがコンセプトを共有するためにも重要。ネーミングがしっかり練られていることで、オリジナリティの高い商品開発を行うことができる」と説明する。
下川氏自身が関わった備前焼の茶器セット『宝瓶(ほうびん)』のプロジェクトでは、インテリアデザイナー、プロダクトデザイナー、グラフィックデザイナーを加えて開発チームを作り、50以上のネーミング案を検討。これ以上に短くすることができない商品名を最終的に選んだという。他にも優れたネーミングや関連するエピソードが紹介され、改めてネーミングの重要さを再確認するトークイベントとなった。

エントリー商品プレゼンテーション

今回出展されている商工会議所・事業者から、商品のプレゼンテーションが行われた。それぞれの技の紹介に加え、裏側にあるストーリー、地域が開発した商品ならではのこだわりなど、熱のこもったプレゼンテーションで会場が包まれた。
来場者は地域に埋もれた技術について関心を寄せ、参加バイヤーは仕入れのヒントとして、真剣に聞き入る姿が数多く見受けられた。

バイヤーマッチング パーティ

2日目には、参加商工会議所や事業者、バイヤーを集めた懇親会が行われた。弘前商工会議所から出店した二唐刃物鍛造所の吉澤剛氏による包丁研ぎの実演では、参加者の多くが真剣な表情で吉澤氏の手元に見入り、説明に耳を傾けた。
また、日経BPヒット総合研究所の石井和也氏からは、『日経トレンディネット』『日経ウーマン』『大人のオフ』の最新号に掲載された商品のランキング発表と、それぞれの商品の特徴が紹介された。会場は和やかな雰囲気の中、参加者同士の交流も広がり懇親が深められた。

懇親パーティーの進行役を務めた、日経BPヒット総合研究所の渡辺和博氏は「事前のブラッシュアップコンサルティング会議から今回の展示販売・商談会に向けて、専門家チームからのアドバイスを柔軟に取り入れ、すぐに改良を加えた事業者は、商談に結び付き結果もでている」と話す。「自らが変化し、新しいことにチャレンジしていく姿勢はやはり手に取る人に伝わる。宣伝をすれば売れるという時代ではなくなり、消費者のニーズ、マーケットに寄り添ったものづくりが求められている」と結んだ。