明治日本の近代化を推し進めた主人公たちの足跡に出会う 松山城・道後温泉の旅

夏目漱石の名作「坊っちゃん」の舞台として知られ、松山城や道後温泉などを有する全国有数の観光地・松山。

この地は、司馬遼太郎が10年の歳月を費やして完成させた歴史大河小説「坂の上の雲」の3人の主人公たちが生まれ、前半生を過ごした場所でもある。この作品が、NHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」として映像化、11月29日から3年にわたって放送されることとなった。

秋山真之役に、オスカー受賞で世界にその実力を認められた本木雅弘、その兄好古役に阿倍寛、歌人・正岡子規役に香川照之と、豪華キャストたちが松山各所でロケを敢行。平成20年の8月には、松山城で好古の結婚を祝い、好古と真之、子規が集まり記念写真を撮るシーンや、道後温泉で真之が父親の久敬（伊東四朗）に「短気は損気」とたしなめられるシーンなど、印象深い場面が撮影された。

松山は松山城、道後温泉といったこれまでの定番観光スポットに加え、秋山兄弟や正岡子規に関する多くの文献が収蔵されている「坂の上の雲ミュージアム」、「子規記念博物館」など、見逃せないスポットが満載となっている。

スペシャルドラマ「坂の上の雲」（NHK総合）
09年放送予定

• 第1回「少年の国」　11月29日（日）20:00〜21:30
• 第2回「青雲」　　　12月6日（日）20:00〜21:30
• 第3回「国家鳴動」　12月13日（日）20:00〜21:30
• 第4回「日清開戦」　12月20日（日）20:00〜21:30
• 第5回「留学生」　　12月27日（日）20:00〜21:30

• 原作：司馬遼太郎「坂の上の雲」（文春文庫）
• 主演：本木雅弘、阿部寛、香川照之
• あらすじ：欧米諸国に追いつこうと近代化を図る明治の日本。伊予松山出身の3人の青年、秋山好古、秋山真之、正岡子規が日本の近代化に必要な専門分野を確立し、国造りを担っていく。